【ドネツク州】親ロシア派、15日の停戦までにデバリツェボとマリウポリの奪取を意図か

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ウクライナ国防省のメヘド副大臣は13日のブリーフィングで、親ロシア派がデバリツェボとマリウポリを占拠するようモスクワから指令を受けている可能性を指摘した。また同氏は続けて、「15日午前0時の停戦を前に、ロシアの武装テロリスト達はデバリツェボとマリウポリに(ドネツク人民共和国の)国旗を掲げるよう、私の情報では、指令を受けている」と明かした。

デバリツェボはドネツク市とルガンスクしを結ぶ交通の要所であり、昨年7月より親ロシア派による激しい攻撃にさらされている。ウクライナメディアによる報道によると、ミンスク会合においてもデバリツェボの支配権は主要議題の一つあり、激しく紛糾したと伝えられている。今年に入ってデバリツェボを巡る戦いは激しさを増しており、先月からは既に地域住民はバスにて避難を行っているが、毎日ように軍および市民に犠牲者がでている。

マリウポリ市はドネツク州南東部のアゾフ海に面した港湾都市であり、人口は約45万人と同州の中ではドネツク市につぐ2番目の人口をほこる。親ロシア派(およびそのバックについているロシア)にとっては、クリミア半島までの陸路を確保するための要所であり、同市は度々攻撃を受けている。先月24日には親ロシア派からとみられる砲撃を受け、30名が死亡、100名以上の負傷者を出す惨事が起こっている。

ブリーフィングの中でメヘド副大臣は、この親ロシア派の挑戦に対して、ウクライナの兵士達は親ロシア派に対し「決定的な反撃」を加える準備ができていると述べた。

4か国首脳によるミンスク合意により決まった15日午前0時の停戦を前にウクライナ東部では、少しでも支配領域を増やしたい親ロシア派とウクライナ側が現在激しく競り合っている状況が続いている。