IMFがウクライナの2015年GDPを9%の下落と予想

Photo: http://image.zn.ua/

国際通貨基金(IMF)は31日、ウクライナの2015年のGDPが前年に比べ9%下落すると予想していることを発表した。

これはキエフを訪れているIMF使節団のプレスリリースにて明らかになったものであり、ウクライナ東部での紛争が予想以上に国内経済に影響を与えていることがうかがえる。

また、IMFは今年のウクライナのインフレ率を46%と予想した。プレスリリースの中では、「今年2月のウクライナの通貨の下落が大きな要因となり、ウクライナにおいてインフレが加速した。」とある。

ウクライナの通貨フリヴニャ(UAH)のインフレは今年2月に急速に起こり、一時1ドル28UAHまで下落した。その後はウクライナ政府の政策の影響もあり、ここ3か月間は比較的安定した値動きを見せている。5月31日現在は、1ドル21UAHとなっている。

また、プレスリリースの中では、「最近の(ウクライナの)通貨市場は全体的に安定している。外貨準備高は依然として低い水準のままだが、4月末には60億ドルまで上昇した。」と述べられており、ウクライナ経済の回復に一定の希望が見えてきているとしている。

ウクライナ国立銀行の5月の予想もIMFと同じく、2015年のウクライナのGDPが9%下落するとしている。しかしながら、4月中旬に出された世界経済見通し(WEO)による予測では、2015年のウクライナのGDPの下落は5.5%とされ、また翌年2016年は2%の成長を見込んでいる。

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