ウクライナ・ハルキウ市で車が爆発 地雷が発見される

ウクライナ東部のハルキウ市(Kharkiv、ハリコフとも)にて現地時間6日の正午、警察特殊部隊の司令官であるアンドレイ・ヤンゴリェンコ氏とその妻が乗っていた車が爆発した。

警察の調べによると、現場に設置されていた地雷が爆発したものと見られる。ウクライナ内務省筋は、これは同部隊を狙ったテロ行為だとしている。また、現場からは爆発した地雷とは別の吸着地雷が現場から発見されたとされ、現在爆発地周辺が閉鎖され、捜査が行われている。


被害を受けた2人はすぐに救急車両にて病院に運ばれており、治療を受けている。関係者の情報によると、2人は爆発の破片により傷を受けているが、容体は安定しているとのこと。

ウクライナ北東部に位置するハルキウ市は人口約150万を数える、ウクライナ第2の都市であり、同国を代表する工業都市。ロシア系住民が多く住んでおり、昨年4月初めには親ロシア系グループにより「ハリコフ人民共和国」が建国宣言されたが、わずか1日でウクライナ政府により鎮圧された。その後、同都市では親ロシア系住民によるデモなどがあったが、昨年の終わりには市の中心部にあった巨大レーニン像が住民の手により引き倒され、現地では一層の「ウクライナ化」が進んでいる。

ハルキウ市では先月22日、ユーロマイダーン(ウクライナ政変)から1周年を記念したデモを標的とした爆発事件が起きており、これにより3名が死亡、10名が負傷している。ウクライナ内務省の発表によると、ハルキウでは昨年の春から計43回のテロ攻撃が起きており、現在同地では警備・警戒が強化されている。