ウクライナでパスポートを紛失したら?


ウクライナでは公共交通機関でのスリがとても多いです。滞在の際は十分に気をつけてください。

パスポートが盗まれたり、失くした場合の対処方法を以下にまとめてみましたので、ご参考ください。

大使館に連絡する

パスポートの紛失に気づいたら、まずは在ウクライナ日本大使館に電話しましょう。

日本国大使館
住所: 4, Muzeiny Lane, Kyiv, 01901, Ukraine
連絡先: Tel: +380-44-490-5500
開館時間:月曜~金曜日 9:00 – 18:00
昼休み:12:30-13:45
領事窓口:月曜~金曜日
<査証> 9:30-11:30
<査証以外>開館時間と同じ
HP:http://www.ua.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

領事部の方から今後どうすればいいかの指示を聞くことができます。

「帰国のための渡航書」と「新しいパスポート」

パスポートを失くした場合、手続きとしては大使館にて「帰国のための渡航書」を申請するか、「新しいパスポート」を発行してもらうかの2パターンがあります。

「帰国のための渡航書」を申請する場合

以下の書類が必要となります。

  • 警察署が発行する盗難証明書(Довідка з поліції про втрату чи крадіжку паспорту)
  • 紛失一般旅券等届出書(大使館にあります)
  • 渡航書発給申請書(大使館にあります)
  • パスポート用写真(縦45mm×横35mm)2枚
  • 日本に国籍があることを確認できる運転免許証や保険証など
  • 帰りの航空券やホテルの予約票など日程が確認できるもの

「新しいパスポート」を申請する場合

以下の書類が必要となります。

  • 警察署が発行する盗難証明書(Довідка з поліції про втрату чи крадіжку паспорту)
  • 紛失一般旅券等届出書(大使館にあります)
  • 一般旅券発給申請書(大使館にあります)
  • パスポート用写真(縦45mm×横35mm)2枚
  • 戸籍謄(抄)本の原本(申請日前6ヶ月以内に発行されたもの) 1通
  • パスポート発行手数料 10年:3800フリヴニャ(およそ16000円) 5年:2800フリヴニャ(およそ11000円)

「帰国のための渡航書」の方が戸籍謄本の原本をに日本から送ってもらう手間が省けるので、すぐにでも帰国されたい方にはおすすめです。

時間に余裕にある方やウクライナ以外の第3国に出国されたい場合は、「新しいパスポート」を申請しましょう。

警察署に盗難証明書の発行を依頼しにいく

上記の通り、「帰国のための渡航書」または「新しいパスポート」のどちらを申請するにしても、警察署が発行するあなたがパスポートを紛失したことを証明する書類が必要です。

警察署に駆け込む前に、まずは大使館に連絡しましょう。あなたが現在いる場所を伝え、盗難証明書を発行してもらえる一番近い警察署の住所と連絡先を尋ねましょう。

警察署に入ったら入口にてパスポートを紛失した旨を伝えます。その後部屋に通され、そこでパスポートを紛失した際の状況説明、氏名、滞在先の住所、携帯の電話番号などが求められます。また、紛失したパスポートのコピーも求められるので、もしあれば持参していきましょう。聞き取り完了後、後日警察署に証明書を取りにくるように言われます。

証明書の発行まで1週間ほど時間がかかります。その間ウクライナから出国することはできません。

盗難証明書の発行は無料です。しかしながらウクライナでの警察官の腐敗は深刻であり(Wikipediaの「腐敗認識指数」の記事によると2015年ウクライナは130位)、外国人に対し金銭を求められたりする可能性があります。また、証明書はウクライナ語で作成されますので、現地の言語を読めない場合、証明書の内容を確認できません。ですので、警察署に行く際は通訳できる人と一緒にいくのがベストかと思います。

戸籍謄本を郵送してもらう

「新しいパスポート」の発行には戸籍謄本の原本(オリジナル、コピーは不可)が必ず必要です。日本にいる親族の方に連絡し、市町村役場にて戸籍謄本を発行してもらい、ウクライナの滞在先への郵送を依頼しましょう。EMSで日本からウクライナへ郵送する場合、約1-2週間ほどかかりますので、余裕をもって滞在先を確保しておく必要があります。急ぎの場合はDHLやFedEXを選択しましょう。

パスポート用写真を準備する

もしパスポート用写真が手元にない場合、現地の写真屋に行き、パスポート用写真(縦45mm×横35mm)を準備します。

街中に「 ФОТО」(フォト)の看板がある店が写真屋さんです。値段は約50-100フリヴニャが相場です。

大使館を尋ねる

全ての書類がそろったらキエフにある日本大使館に行きましょう。

大使館にある「紛失一般旅券等届出書」と「渡航書発給申請書」を記入し、必要書類を全て提出します。

「帰国のための渡航書」も「新しいパスポート」も基本的には1時間ほどで即日発効してもらえます。

パスポート紛失で困る点

パスポートがない期間、国外に出国できないのはもちろんのこと、ウクライナ国内の移動にも大きな制限がかかります。鉄道を使っての移動の際には、乗車時にパスポートの提示が求められますので、パスポートがなければ移動ができなくなってしまいます。

また、ウクライナの国内法では、外国人旅行者は常にパスポートを携帯している必要があります。警察官に職務質問された際にパスポートがない場合、大きな問題となる可能性があります。

ですので、ウクライナ滞在の際は、パスポートの顔写真が入ったページを事前にコピーしておき、パスポートとは分けて保管しておきましょう。警察署での聞き取りや、街中で警察官に質問されたときに、コピーが役立ちます。

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