リヴィウ(Lviv)ってどんな街?リヴィウへの行き方も紹介!


西ウクライナにあるリヴィウ(Lviv)は、ウクライナでは人気№1の観光都市です。国内からだけでなく、ヨーロッパ方面からの観光客でも賑わいます。今回はそんなリヴィウの街の紹介とその魅力をまとめてみました。

簡単な概要

リヴィウは西ウクライナに位置する、人口約72万人の大都市です。ポーランドとの国境からは50kmほどの距離にあります。

ポーランドやオーストリアの領土に組み込まれていた期間も長く、ウクライナ国内では最もヨーロッパ風の都市の雰囲気を味わえます。ロシア語話者もかなりいるキエフや東ウククライナとは違い、リヴィウの人々はみなウクライナ語で話します。愛国心と自らの文化に誇りをもつ人々が多く、「ウクライナ文化の首都」と呼ばれるほどです。

リヴィウの歴史

リヴィウは13世紀中ごろに、ダヌィーロ・ロマーノヴィチ公によって建設された街です。その息子のレフ・ダヌィーロヴィチ(Lev Danylovych)の “Lev” から名前がとられ、それを各変化させた “Lviv”(「レフの街」の意味)と呼ばれるようになりました。

また、”Lev” とはウクライナ語で「ライオン」(英語:Lion)の意味であり、そのことからも「ライオンの街」との呼称もあります。

現在の西ウクライナ地方に存在したハールィチ・ヴォルィーニ公国の首都として栄えたものの、1349年にポーランドとリトアニアの連合により公国が滅亡し、それ以降はポーランドの支配都市となりました。バルト海と黒海を結ぶ貿易路の中継地として次第に街は大きくなっていきます。

1772年の第1回ポーランド分割を受け、リヴィウはオーストリア帝国の版図に組み入れられます。この時代にポーランド文化の中心地であるとともに、ウクライナ文化の中心地にもなっていきました。

第1次世界大戦期間中である1918年には西ウクライナ人民共和国が設立され、リヴィウはその首都と位置付けられました。しかし、ポーランドとソ連の戦争の結果、リヴィウは再びポーランド領となります。

第2次世界大戦の1944年にリヴィウはソ連によってナチス・ドイツの支配から解放され、ソ連はリヴィウをその構成体であるウクライナ・ソヴィエト社会主義共和国の領土に組み込みました。1991年からは独立ウクライナのリヴィウ州の州都となっています。

現在はヨーロッパからの距離の近さを生かし、ポーランドを始めとする近隣諸国からの投資が活発化しています。日本からは自動車用ケーブル製造メーカーである(株)フジクラが最新の製造工場をリヴィウ州に建設しています。

最近はIT産業の中心地としても注目を集めています。ウクライナには優秀なプログラマーが多くいることと、国内では最も文化的にヨーロッパに近いことから、欧米企業のアウトソース先として人気です。スタートアップ企業やIT関連のイベントも頻繁に開かれており、子供向けのIT教室も活況です。

これからのリヴィウは文化的な面からだけではなく、経済的な面からもウクライナを引っ張っていく存在になることが期待されています。

リヴィウへの電車での行き方


ウクライナ国内の主要都市からリヴィウ行きの電車がでています。ウクライナ鉄道(Укрзалізниця) の公式サイトからチケットを購入できます。または駅の切符売り場や街中にある電車や航空券のチケット購入の代理店で買うことができます。

ウクライナ鉄道のチケット購入ページ
https://booking.uz.gov.ua/en/

参考:キエフからミンスクへ行く電車のチケットの購入方法

キエフからですと電車で7-10時間ほどかかるので、寝台列車がおすすめ。インターシティの電車だと最速で5時間弱でつきます。

オデッサとの間ではおよそ10-12時間ほど。

ポーランドのワルシャワからはクラコフ経由リヴィウ行きの電車が毎日出てます。ワルシャワを18時19分に出て、翌日07時15分に着きます。

国際列車ですとウクライナ鉄道のHPからは購入できない可能性がありますので、その場合は窓口で買うか、代理店を通じて購入しましょう。

リヴィウでの飛行機での行き方


市内にある空港は、ダヌィーロ・ロマーノヴィチ記念リヴィウ国際空港(LWO)のみです。EURO 2012に合わせて作られた近代的なターミナルとなっています。就航している国際線は多くありますが、国内路線はリヴィウ – キエフのみで不便。

ペガサス航空やウィズエアー、LOT航空などのLCCで1か月以上先のチケットを探すと結構安いのが見つかります。

空港HP:http://lwo.aero/uk

就航路線(国際線)
ターキッシュエアラインズ:イスタンブール
Atlasglobal:イスタンブール
ペガサス航空:イスタンブール
LOT航空:ワルシャワ、ポズナン
ウィズエアー:ベルリン、ヴロツワフ(ポーランド)
オーストリア航空:ウィーン
ルフトハンザ航空:ミュンヘン
ベルアビア(Belavia):ミンスク
ウクライナ国際航空:ボローニャ、テルアビブ、シャルム・エル・シェイク
Ernest Airlines:ミラン

就航路線(国内線)
ウクライナ国際航空:キエフ

空港への行き方

市内中心部からは15kmほどなので、タクシーを呼んでもおよそ150フリヴニャ(約600円)ほどなので、それが一番確実だと思います。Uberがリヴィウでも使えるので、アプリからタクシーを予約するのがおすすめ。

48番のバスまたは9番のトロリーバスで空港につきます。バスは4UAH、トロリーバスは2UAH。バスの場合、乗る際に運転手に直接お金を渡します。トロリーバスの場合は、運転手または車内にいる検札官から2UAHを渡して乗車券を買い、それを車内でパンチしましょう。

リヴィウ国際空港のHP(空港への行き方):http://lwo.aero/en/transport

リヴィウへのバスでの行き方


ウクライナの各都市からリヴィウ行きのバスが出ています。

またポーランドを始めとする近隣諸国の主要都市からも数多くのバスがでていますので便利です。特にポーランドのルブリンからリヴィウに行く際は直通の電車がないので、バスでの移動となります。

ルブリンからリヴィウでしたらチケットはおよそ300UAH(約1200円)、ワルシャワやクラコフからでしたら500UAH(約2000円)で行けるかと思います。

チケットの予約はbusforがおすすめです
https://busfor.com/
各バス会社のチケットを比較できます。

ポーランドからリヴィウに行く際、電車ですと2000UAH(約8000円)ほどかかりますが、バスだとかなり安く行けます。しかしバスでポーランドなどのEU側からウクライナに入る際は国境検査がかなり長引く可能性がありますので注意が必要です。4時間以上かかったことも。

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