【プーチン】米国のウクライナへの武器提供に対し、キエフ侵攻を警告

ウクライナの国会議員で内務省参議のアントン・ヘラシチェンコ氏は6日のウクライナのテレビ番組にて、プーチン大統領がオバマ大統領に対し、アメリカがウクライナへ武器を提供した場合、ウクライナの首都キエフへの侵攻を行う用意があると警告していることを明らかにした。

私はワシントンに滞在し、当地の分析官のグループと懇談を持った際、どうしてオバマ大統領はウクライナに対し武器を提供したいかを尋ねた。その質問に対し彼らは、オバマ大統領とその顧問官らは既にプーチンから、「アメリカがウクライナに武器を提供する場合、ロシアは軍を投入し、キエフに対し全方面から攻撃を行うことを決断するだろう。」と警告されていることを明らかにした。 – アントン・ヘラシチェンコ氏の6日のテレビ番組での発言

現在、アメリカでは議会にてウクライナへの武器提供が審議されているが、未だ決議はされていない。ウクライナ政府およびポロシェンコ大統領はアメリカに対し、ウクライナ東部でのロシアをバックにした勢力からの侵攻を食い止めるのには財政援助だけではなく、軍事面での支援が不可欠だとして、ウクライナへの早急な武器提供を求めている。また、アメリカの野党、共和党の重鎮ジョン・マケイン氏はオバマ大統領に対し、ウクライナへの武器提供を呼び掛けているが、オバマ大統領はそれに対し慎重な姿勢を示している。

今年初めにはウクライナ・メディアが、現在ウクライナでアメリカの支援の下、ウクライナ兵に対し軍事訓練が行われているとのことを報じている。また、既にアメリカはウクライナに対し、財政支援のほか、暗視用ゴーグルの提供などを行っている。

ロシア政府およびロシアメディアはこのようなアメリカのウクライナへの支援に敏感に反応しており、度々ロシアの国営テレビではアメリカ兵がウクライナ東部にて戦闘活動を行っている「証拠」を提示している。しかしながらロシアメディアは、ロシア軍の正規兵がウクライナ東部にて戦闘活動を行っていることを示す多数の証拠・証言を全て否定しており、彼らの公式見解ではウクライナ東部に「ロシア兵は存在」とされている。

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※上記の写真は、ミンスク合意後の2月7日にドイツ・ミュンヘンでのカンファレンスにてポロシェンコ大統領がロシア兵のパスポートを提示している場面。ロシア兵がウクライナ東部で戦闘に関与している証拠であると主張した。これに対し、ロシア側は「よく出来た偽物」であるとしている。