僅か2ヶ月で銀行から約900億円の預金が引き出される

ウクライナ国立銀行のホンタレワ(ゴンタレワ)総裁は6日、議会での演説にて、2015年の初めからこの2か月間でウクライナの銀行から180億フリヴニャ(約900億円)の預金が引き出されたことを明らかにした。

また、同総裁は、「去年1年間でウクライナ国民は銀行から1260億フリヴニャを引き出した」と述べ、ウクライナ人が銀行から自らの預金を引き出す流れが止まっていないことが明らかとなっている。

これを受けホンタレワ総裁は、国民が銀行から自らの預金を引き出せるために、国立銀行がウクライナの銀行を援助する必要性を強調している。

UNIANが伝えるところによると、ウクライナの銀行の総預金額は去年1年間でウクライナの通貨のフリヴニャ換算で13.7%減少し、外国通貨換算(米ドル)で37.2%減少したとしている。

6日のホンタレワ総裁の議会での演説は、国立銀行への批判を繰り広げている連立与党の急進党代表のリャシコ氏とその党議員が演説中のホンタレワ総裁に近寄り演説を妨害したため、一時議会は混乱した。

ウクライナでは今月4日に、国内第4位のデルタ・バンクが債務超過で一時営業停止となっている。また先月初めにも国内第11位のナドラ・バンクが債務超過と認定されている。

こちらもどうぞ: ウクライナ 2015年のインフレ率予想を42.8%に下方修正