ウクライナ 2015年のインフレ率予想を42.8%に下方修正

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ウクライナ政府は5日、2015年のインフレ率予測と経済成長予測を下方修正した。ウクライナメディアが伝えている。

これによると、最も悲観的なシナリオ予想では2015年のウクライナ経済はインフレ率が42.8%、GDPが前年比でマイナス11.9%が予測されている。最も楽観的な予測でも、インフレ率は26.7%、GDPはマイナス5.5%となっている。

2015年のインフレ率予想はこれまでも複数回にわたって変更されている。昨年12月時点の国家予算作成時にで13.1%と予測されていたインフレ率は、その後17-18%に下方修正され、今年2月初めにはヤツェニュク首相により26%になると予想されていた。同様に2015年のGDP成長予測も変化しており、今月3日に国家予算の変更が承認された際にはGDP成長はマイナス5.5%と予測されている。

先月27日にウクライナ政府はIMFと今後4年間に渡るウクライナへの財政支援に関する覚書に調印している。これによりウクライナ政府はる175億ドル(約2兆1000億円)規模の資金融資をIMFから受けるものと見られている。またIMFによると、ウクライナへの支援はEUや米国などの支援も含めると、総額で約400億ドル(約4.8兆円)になる見通しだ。

ウクライナの通貨フリヴニャ(UAH)は、先月26日に1ドルが30.01UAHの史上最安値を更新している。この際は、国立銀行からの外貨取引禁止の発表の影響もあり市民間での非公式の闇レートでは1ドルが一時38UAHをつけ、混乱状態に陥った。フリヴニャ(UAH)は2月初めは1ドル15-16UAHほどであり、わずか1か月で対ドルに対し2倍の暴落となった。

3月5日現在、フリヴニャは1ドルが約23UAHと、先月終わりに比べ約23%ほどドルに対し値動きを戻している。