【経済】ウクライナ通貨、下落が止まらず史上最安値を更新

hrivnia

12日のミンスク合意を受けてもウクライナの通貨フリヴニャ(フリブナ、グリブナ)の下落は止まっていない。

ウクライナ国立銀行発表による2月12日14時までのフリヴニャ(UAH)の為替レートは、1ドルあたり25.55UAHを記録し、史上最安値を更新した。また1ユーロにたいしては28.87UAHであり、こちらも史上最安値を記録している。

フリヴニャはウクライナ独立後、1996年に導入された通貨である。2000年から2008年までは1ドル約5UAHと比較的安定した通貨であったが、2008年のリーマンショック後、1ドルは約8UAHに上昇し、このレートが2013年11月のユーロマイダーン(ウクライナ政変)の始まりまで続いた。政変勃発後、通貨は下落を続け、昨年3月のロシアによるクリミア併合後に1ドルは13UAHまで上昇した。

ウクライナ国立銀行はこの事態を受け、これ以上のフリヴニャの下落を防ぐために、同国立銀行が発表する外国通貨に対するフリヴニャの公式為替レートを市場の為替レートより高く発表していた。このため、ウクライナ国内では市民同士での闇市場での両替が横行し、次第に国立銀行が発表する公式レートと闇市場でのレートが乖離していき、事実上国内に2つのレートが存在することとなってしまった。今月初めの時点では公式レートでは1ドルが16UAHであったが、闇市場では1ドル25UAH以上のレートとなっていた。

これを受け、ウクライナ国立銀行は2月4日をもって一時公式レートの発表を停止した。その後2月5日から6日にかけ、フリヴニャはわずか1日で1ドルあたり6UAHの下落を記録し、公式レートの発表が再開された後の今週では1ドルあたり約23~25UAHで推移している。

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