【経済】ヤツェニュク首相、2015年度のウクライナのインフレ率を26%と予想

yatseniuk
本日14日の公開閣議にて、アルセニー・ヤツェニュク首相は2015年のウクライナのインフレ率を26%と予想していることを表明した。閣議でヤツェニュク首相は、「インフレがこのようなレベル(26%台)となるのは、(ウクライナの通貨)フリブニャのレートの変動と、行政費用の増大とが関係している」と述べ、ウクライナ通貨の下落と東部での紛争拡大による軍事費の増大と避難民への支援金支出により、国内経済が大きな影響を受けていることを認めた。

2015年の国家予算作成時においては、2015年のインフレ率は13.1%と予想されていた。また昨年12月末には、ウクライナ国立銀行のホンタレヴァ総裁は2015年のウクライナのインフレ率は17-18%になるとの予想を発表していた。

ウクライナは昨年、24.9%もの高インフレに見舞われている。これは2000年以降で最も高い数値であり、リーマンショックによる世界金融危機の影響を受けた2008年の22.3%よりも高い。ウクライナ政変前の2013年のインフレ率はわずか0.5%であった。この急激な高インフレの影響もあり、ウクライナの昨年のGDPは約7%ほど下落したものと見られている。ウクライナ財務省による2014年のGDP統計の発表は、本来1月末に予定されていたが、現在第4四半期分の集計が遅れているため、同財務省は2月16日に発表を延期している。

ウクライナ国立銀行発表によるウクライナの通貨フリブニャ(UAH)の公式レートは、2月13日14時現在で1ドルにつき25.91UAHであり、前日につづき史上最安値を更新した。ヤツェニュク首相は本日の閣議の中で、2015年のフリブニャの平均為替レートを1ドルにつき21UAHと予想している。